読書記録⑧: 自分の時間を取り戻そう
ちきりん先生の本。
自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方
- 作者: ちきりん
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/11/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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総合評価:★★★★★
『自分のアタマで考えよう』と同じくらい良書でした。
本書のまとめ
高生産性シフト
生産性(希少資源がどの程度有効活用されているか)を上げる
事業を起こすときは、生産性を上げるかどうかに着目
生産性が高い要素を特定する(買い物だと、おカネなのか、モノの数なのか)
仕事とは、過去のやり方を振り返り、改善方法を考え、試行錯誤しながら少しずつ生産性を高めていくもの
残業をして稼ぐという発想は×
今いる組織への最適化は×
生産性を継続的に上げる
→労働市場での評価が高くなり、転職しやすくなる
淘汰されるのは、AIやロボットが担当したときと、人間が担当したときの生産性の差が極めて大きい仕事
希少資源に敏感になる(時間かお金のどちらが大事か)
価値のあるお金の使い方を意識する
その資源の無駄遣いをリストアップ
もっとも有効に使われた支出=もっとも生産性が高いお金の使い道をリストアップ(使途・金額・価値)
頭がきちんと動く時間がどれくらいあるか→その時間に何をするかリストアップ
欲しいものを明確に
過去の投資を正当化してしまうのは危険→今持っている希少資源の生産性を大事にする
やるべきことと、やりたいことを分離する
本当に「安定」が最も手に入れたいものだったか?
生産性は、インプット(希少資源)とアウトプット(手に入れたい成果)との比率
インプットの時間を減らす
一日の総労働時間を減らす
業務ごとの時間を制限(3時間単位)
ありえないと思うくらい時間の足りない予定表を作ること
休暇の予定を先に入れる
余裕時間を確保しておく
仕事以外の時間(やりたいこと・やらなければならないこと)もスケジュール表に書き込む
忙しい時期は、生産性をあげる機会となる
全部やる必要はない
すごい人は、誰でもやっていそうなことをやっていない
すべての仕事をやる必要はないと決める
やめてから、やらなくても済む方法を考える
最後まで頑張る場所は厳選する
時間の家計簿を付ける
感想
「生産性の高い生活とは、自分の人生の希少資源を、自分自身が本当に手に入れたいもののために最大限有効に活用する、自分の人生を取り戻すための方法論」
生産性を高めることの重要性+具体的な生産性を高める方法
という内容となっている。
自己啓発本をいくら読んでも成長するヒントを得られるだけで、実際に成長することはなさそうだ。一旦、自己啓発本を読むのは止めにして、違うジャンルの本を読もう。