読書記録⑥: 自分のアタマで考えよう
以前から気になっていましたが、図書館で偶然遭遇したので借りました。
ちきりん先生、大好き(笑)
- 作者: ちきりん,良知高行
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2011/10/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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総合評価:★★★★★
本書のまとめ
備忘録として要点だけ記します。
- 序章
知識と思考を分離する
- 第1章
意思決定のプロセスを超具体的に設定する
考えるとは、インプットである情報をアウトプットである結論にどのように変換するかを決めるプロセス
作業か思考かを意識する
考える時間を増やす→時間を見える化
- 第2章
数字の情報を見たら、「なぜ」「だからなんなの」
自分のアタマで考えて予測すること
- 第3章
あらゆる可能性を検討する
選択肢を分解しながら、意識的にあらゆる可能性を考える方法を探る
ひとつの要素が出てきたら、それで十分かを考える(他に要素は無いか?)
- 第4章
すべての分析は比較からはじまる(比較の対象と項目)
比較の基本は、縦と横(自分と他者、時系列の比較)
- 第5章
判断基準が多いと決められない→判断基準に優先順位を付けて絞り込む
目標が決まれば、それを実現するためにどのような判断基準を使えばよいか明らかになる
2×2マトリクス
- 第6章
レベルをそろえた議論をする
- 第7章
情報収集の目的を考える
企業選びのフィルタ―
自分独自の選択基準を見つけることが考える価値のあること
- 第8章
データから自分の頭で考える。それから答え(知識)を知って、対比する
- 第9章
階段グラフ
言語化した後、視覚化
- 終章
知識を「思考の棚」に整理する
知りたいと思う情報を意識的に待つ状態にする
思考の棚に入るべき情報が手に入ったら何が言えるか。結論は何か。を事前に考えておく
感想
書名にもある通り、自分のアタマで考える方法についていろんな事例を踏まえながら学べる本。具体例が盛りだくさんで、解説も明快なので本質が理解しやすい。以下に、まとめの中も重要だと思ったポイントとそのかみ砕いた説明を紹介します。(赤・青次は最重要)
知識と思考を分離する
常識に捉われずに、知識は脇に置いておくこと
作業か思考かを意識する
考える時間を増やす→時間を見える化
手を動かしていると一生懸命働いているような感覚に陥ってしまうので、頭脳を使っている時間を増やす。
すべての分析は比較からはじまる(比較の対象と項目)
比較の基本は、縦と横(自分と他者、時系列の比較)
判断基準が多いと決められない→判断基準に優先順位を付けて絞り込む
言い換えると、捨てることの大切さですね。多くても判断基準は2要素に。
情報収集の目的を考える
やみくもに情報を集めるだけでは意味がない。何を結論付けるために情報がいるのかを明らかにする。そのための自分自身のフィルターを用意する。
自己啓発本は読んでいるときは頭が良くなった気になれるんですよね。
実践してこそ意味があると分かってはいても、難しいもの。日頃から意識します。